swatanabe’s diary

ラノベ創作、ゲーム、アニメ、仕事の話など。仕事はwebメディアの仕組み作り・アライアンスなど。

評価されないリーダーの特徴を集めるだけの枠

どうも。人からこういう話を聞くのが大好きな性悪です。

 

swatanabe.hatenablog.com

 

というわけで、今回は人から聞いた評価されないリーダーの特徴について、まとめるだけの枠。最初は「慕われないリーダー」というタイトル想定でいろいろ聞き回っていたのですが、リーダーの上長からも興味深い話がたくさん出てきたので、現状のタイトルに落ち着きました。

(最終更新日:2023/02/23)

 

 

1:御用聞きでしかない

上司→リーダーへの不満。

メンバーから出た意見や要望を、ただ上に持ち上げるだけのリーダー。メンバーに嫌われたくないなど、理由はいろいろあると思いますが、これを面倒がるリーダーの上長はかなり多い印象です。

リーダーの仕事は御用聞きではなく、その内容を吟味・検証すること。結果、メンバーの意見が妥当でなければ、その理由を説明して戻す必要があります。

 

2:他人や他部署を頼ってばかり

上司・他のリーダー→リーダーへの不満。

1と関連しますが、メンバーから出た要望を解消するために他人や他部署を頼ってばかりのリーダー。これが御用聞きと合わさると、頼まれた側から嫌な顔をされる恐れが結構ありますよね。

うちの会社でもよく、制作工数を削るために「こういう仕組みをCMSに導入できませんか?」とリーダーがシステムの担当者に相談して、いつも「どのくらい削れる見込みですか?」と質問され、答えられず閉口というシーンを目にします(この間は若干キレてましたね、システム部)。こういう頼みごとは、必ず事前にやる価値があるのか効果を要検証ですね。自分で実装するのではなく、人を頼るのであれば、なおのこと。

 

3:チーム内しか見ていない

上司・他のリーダー→リーダーへの不満。

これも1と関係しますが、リーダーの目がチーム内にしか向いておらず、事業全体を見ていないケース。たとえば、事業全体の目標達成のために多少の残業が必要な時、リーダーが「メンバーから最近残業が多いという不満が出てるので減らせませんか?」といった声が上がる、こんなケースですね。

これは実際にどの程度の残業が発生しているのか、メンバーがどこまで経営や事業を意識できているかといった点にも依存するので一概には言えませんが、たとえばみなし残業時間に収まっている場合、「おいおい……」と思う上長も少なくない気がします。

 

4:社内政治が多い

他のリーダー→リーダーへの不満。

そのままですね。これは色々な話が出てきましたが、最も多かったのは、上司に対してイエスマンであるというケース。たとえば、

  • 話の内容をちゃんと分かっていないのに、目上の意見に「そうですね」「そう思います」と同意する
  • 実際は理解していない、やっていないのに、上司から尋ねられると分かっています、やっていますと答える

こんなところです。ちなみにこの声は、リーダーの上長からも聞かれましたが、それ以上に同じリーダークラスから多く出ました。特に印象的だったエピソードが、あるリーダーが会議で意見を提案して上長が難色を示すと、それに便乗して「自分もこういう点で止めたほうがいいと思います」のような言動をされてイライラした、という話。もともとそういう動きが多い人らしいのですが、同じ職場にいたら確かに少なからずイラッとしそう……。

 

5:色々な所に現れるだけ現れる

他のリーダー・メンバー→リーダーへの不満。

いろいろなスレや場所に現れて、メンバーや上司と積極的にコミュニケーションを取るといったケース。それ自体はなにも悪いことではないですが(むしろ良いこと)、ある一線を超えると、周りに不快感や嫌悪感を与える恐れがあるようです。一線とはたとえば、

  • 雑談など中身のないコミュニケーションが多い
  • 普段、数字を出していない
  • 自己評価を高めようという目的が明らかに透けている

要は口だけで中身がないケースですね(辛辣)。メンバーからは「そんなことしてる暇があるなら仕事しろとイライラしていた」という声が多かったです。

 

6:メンバーより先に帰る・上がる

メンバー→リーダーへの不満。

これは会社や人によって見解が分かれるところかなと思いますが、リーダーが先に上がるとイラッとするメンバークラスの人は少なくないのかもしれません。確かに気持ちは分かりますね。

 

7:子どもっぽい

上司・他のリーダー・メンバー→リーダーへの不満。

たとえば、「分かりました。じゃあ自分がやります」と逆ギレ気味にすべてを自分で抱えこむなど。たしかに、こういう振る舞いを見せる人は、たまに見かけます。

個人的に厄介だと思うのは、顔にはいっさい出ないけど、腹の中ではキレてて自分で抱える人でしょうか。表向きは積極的にチームをフォローしてくれているように見えてしまうので、気づきにくいんですよね。

 

8:アラートを待つだけ

メンバー→リーダーへの不満。

「仕事がきつい」といった不満や、そうした背景を理由に退職の決意などを伝えられた時、そういう時には早めにアラートを出してほしいというリーダーです。複数人から同様の話を聞いたので、けっこう多いタイプなのでしょうか?

メンバークラスの人からは「仕事がきついなんて話がしにくいのは、普通に考えればわかる」「仕事量が多いのは見ていればわかるはずなのに、何も手を打たない時点でマネジメントする気がない」「あの人はやってくれる、やれる人だからと勝手に思い込んで甘えている」といった、けっこうキツい声が聞かれました。

 

9:いざという時に手を動かさない

メンバー→リーダーへの不満。

そのままです。プレイヤー兼任でない場合、マネジメント層は基本的に手を動かさないものですが、数字がまずいなど危機的な状況では、やはり動かさざるを得ないもの。そうした時でも口で頑張れ負けるな力の限り的なことを言っているだけだったり、指示を出すだけだったりだと、メンバーの信頼はなかなか得られなさそうな印象です。とはいえ、それが難しいのがリーダークラスの難しさな気もします。

 

10:感情の機微を理解できない・人の感情の変化に鈍感

メンバー→リーダーへの不満。

ある知人Aさんから聞いた話。お母さんが体調不良で倒れてしまった際、家のことを全て自分が巻き取ったら、家事と仕事の両立が厳しくなり、早番や業務量の調整をお願いしたそうです。ですが、その時に開口一番「家事代行とかで楽になりますか?」「老人ホームを探すとかは?」といわれたそうです。

百歩譲って前者はまぁ……という気もしますが(個人的には、いきなりこれ言われたら違和感ありますが)、後者はさすがにデリカシーなさすぎるかな、と……。

なお、Aさんはこの一件の前に色々あって溜まっていたのもあり、この一言が決定打となって退職したそうです。

 

11:空気が読めない

メンバー→リーダーへの不満。

ある知人Bさんの話。Bさんはある時、会社側のやむを得ない事情(=本人に落ち度は100%ない理由)で休日出勤が常態化していました。そんな中、チームの全体ミーティングでは、リーダーが休日に行ったお店がおいしかった、あのドラマが面白かったみたいな話をするので、本当にイライラしたとのこと。まぁ、そりゃそうですよね……。

ちなみに、このリーダーの方は、いつもミーティング前に雑談でこういう話をするそうです。そのため、おそらく悪気はないのでしょうが、一人でもそういう話を聞ける状況にないメンバーがいる状態では、さすがにちょっと考えるべきかなぁとは思います。

 

12:指示が曖昧

メンバー→リーダーへの不満。

そのままなので割愛(笑)

 

13:丸投げ体質

メンバー→リーダーへの不満。

これもそのままなので割愛(笑)

 

14:言動の不一致

メンバー→リーダーへの不満。

チームの目標達成が危ぶまれている時、メンバーの尻は叩くのに自分は毎週のように有給を取る、といったリーダーです。理由は「会社から有給を消化しなさいと通達があったから」らしいのですが、さすがにちょっとは考えたほうがいい気がしますね……。

 

15:無意識にメンバーの口を封じている

メンバー→リーダーへの不満。

14と同じ人(仮にAさん)の話。上の有給の話をさらに上のリーダーに「どうなんですか?」と相談した時、このリーダーは「そういうルールなんで…」と言うだけだったそうですが、Aさんはこれに納得がいかなかったとのこと。気持ちは分かりますね……。

興味深かったのは、Aさん曰く、この会社は「そういうルールなんで」「そういう決まりなんで」のような定型句が多かったという点。リーダーがこの手のコミュニケーションに終始してしまうと、メンバークラスは何も言えなくなってしまうので(ルールには逆らえないので)、個人的にはちょっとどうかなと。Aさんも「相談できる先がなくなって、ただただストレスを溜めるしかなかった」と言っていました。もう少しケアのしようがなかったものか……実際のシーンを知らないので、なんとも言えませんが。

ちなみに、これは「ルール」という厳格な要素が絡んだ特殊なケースですが、こうした無意識にメンバーの口を封じてしまい、ストレスの吐きどころを失わせている場面は、けっこう多い気がします。

 

(to be continued...)