swatanabe’s diary

ラノベ創作、ゲーム、アニメ、仕事の話など。仕事はwebメディアの仕組み作り・アライアンスなど。

そのコミュニケーションの先にクライアントはいるのか

近況
  • 4ヵ月もサボった、新記録!
  • 新作の執筆をようやく再開。2023年は転職やら何やらで忙しく、書く気が全く起きなかったので、いっそ書くの止めようと完全に放棄。12月にようやくやる気が戻ったのでリスタートしました。

 

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お久しぶりです。4ヵ月もサボりました。別に義務じゃないので、サボるも何もないのですが。

というわけで(どういうわけで?)、今回は少し前に仕事で見かけた一件について。

 

このあいだ仕事で知人と会った時、こんな相談をされました。

  • 今の仕事で、あるプラットフォームにコンテンツを提供している。
  • そのコンテンツのプロモーションをいろいろ行っている(広告配信とか)
  • 先日、プラットフォームの担当者(以下、Aさん)から、一部のプロモーションを止めてほしいと連絡がきた。
  • 理由は、プラットフォームの規定に抵触するとのことだが、どんな規定か教えてくれない(契約書等に記載がないらしい)
  • 後輩は当該プロモーションを実施する前に規定がないのを確認しており、Aさんに実施していいか確認を入れていた。そして「okです」とメールで回答されていた。
  • 当該プロモーションはユーザー獲得の要の施策となっており、止めたら危機的な状況に陥る。だから、止めるわけにはいかない。

というわけで「どう交渉したらいいと思いますか?」と、ざっくり書くと、こんな感じ。

 

知人(の会社)はどう対応しようとしているのかと言いますと、早い話が最下段の点で押すイメージ。

当該プロモーションはユーザー獲得の要の施策となっており、止めたら危機的な状況に陥る。だから、止めるわけにはいかない。

ここですね。要は「そんなの困ります。事業が潰れます」と泣きつく、そんなイメージでしょうか。

 

さて。

この方向性で話を持っていって、はたして上手くいく=停止を求められているプロモーションを継続できるのか? 皆さんは、どう思いますか?

 

個人的には正直、難しいのではないかなぁ、と思います。

というのも、これはあくまで自社都合。つまり、自分たちの視点から話しているに過ぎないからです。

 

そもそも今回の話、相手の会社のAさん側からすれば(おそらく)決定事項なわけですから、相手=知人の会社の都合は(おそらく)関係ないんですよね。極論「いえ、貴社の都合に関わらず、弊社の規定と照らしてNGですから、止めてもらわないといけないんです」で終わりなわけです。

相手の会社にとって、ほぼほぼ決定事項な話に対して、自社の都合を交渉材料に持ち出したところで、響くとは考えにくいです。というわけで、知人の会社が検討している方針では、おそらく押し切られて終わりだろうなと思います。

 

では、どうすべきなのか?

自社都合が無理ならば、相手都合を利用するしかありません。つまり「これを止めたら相手が困る」方向性でいくわけですね。

これには大きく2種類の方向性があるでしょう。「これを止めると相手が困る」とネガティブな方向で訴えるのか、「これを続ければ相手にこんなメリットがある」とポジティブな方向で訴えるのか。

といった感じで、クライアントとコミュニケーションを取る時は、常に「そのコミュニケーションの先にクライアントはいるのか?」を考える必要があると思うのです。ですが、仕事人の悲しい性と言いますか、どうしても自社の売上・利益といった自社都合を第一に考えてしまう人が少なくない気がします。

自社が苦しい状況に置かれてストレスがかかったり、相手が理不尽なこと言ってきてイライラしたりすると、どうしても視野が狭くなってしまいがちですが、そうした苦境こそ冷静さが大切。それが難しいわけですが……。

 

もっとも、少し話を聞いた感じだと、規定を明記していなかったり、一度okを出していたり、それにも関わらず一方的に止めてと言ってきたりしているあたり、およそまともではないと思うのですよね、この相手の企業……。

だから、会社的に困らないのであれば、そんな企業と付き合わないほうがいいのではと思うのですが……まぁ、なかなかそうもいかないのがビジネスの世界。筆者はこういう関係を速攻で切り捨てるタイプなので、軽々しく「今すぐ付き合うの止めたほうがいいですよ」とか思ってしまうのですが……(苦笑)

 

とりあえず、そんなところです。眠気に負けながら走り書きしているので、後で書き直すかもしれません。

眠いので、寝ます。