swatanabe’s diary

ラノベ創作、ゲーム、アニメ、仕事の話など。仕事はwebメディアの仕組み作り・アライアンスなど。

読書、あるいは知識のキャッチアップの効率化について

近況
  • 本日、会社を休んで、ワクチン3回目でございます。
  • シンフォギアのキャラソンコンプリートBOXが届きました。夜を徹してPCに取り込みまくりましたが、半分も終わらず(笑)

 

     *

 

前回の投稿でいただいたご質問について、せっかくなので少し詳しく補足できればと。創作における資料の数や費用、読書スピードについて。

 

swatanabe.hatenablog.com

 

いちおう話の目安として、まず次作の資料(一部)の写真でも載せておきます。

 

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というか、かこつけてキャラソンBOXを撮りたかっただけなのですけど(笑)。夜を徹してPCに取り込みましたが、まだ半分以上残ってます。ワクチン打つ前日にそんな不健全でよかったのか疑問ですが、作品愛の前にはすべてが無力です。

話を戻しまして、最終的な資料数は上図にプラス6〜7冊くらいあるので、合計25冊ほどになりそうです。リファレンス的に使用するだけの本もあるので、実際このすべてを隅々まで読み切るわけではありませんが。

ちなみに、資料の総額はだいたい5〜6万円ほど。四六版・A5版の学術書が高いのは当然として(だいたい5,000〜6,000円/冊)、学術系の文庫本も1,000〜1,200円/冊くらいするのが地味にきついですね。好きで買っているので読むこと自体は苦じゃない(むしろ楽しい)のですが、お財布の事情はまた別の話……苦笑。

 

で。

だいたい、この20数冊を読むのに3ヵ月〜半年くらい使います。平日は仕事の行き帰りの電車内(往復25分)に、休日は家で黙々と。そんな生活を送っているので、もちろん休みの日は家から出ません。友達もいないしね!(苦笑)

読書スピードは、そんなに速くないです(むしろかなり遅読)。そのため資料の読み込みに時間がかかる、ひいては一作を完成させるまでの時間が伸びるのですが、自分にとってこれが資料を最もよく理解するうえで適切な速度なので、致し方なしといったところです。

そのため、内容を理解する速度を上げる=知識のキャッチアップの効率化は、かなり気を遣っています。これは創作に限らず、日常のほかのシーンでもけっこう役に立ってます(ただ、ビジネス書は死んでも読まないと決めているので、仕事で役に立つかはわかりません。笑)

たとえば、上の写真にはいろんな本が映っていますが、大きくは

  • 専門書
  • 入門書

に分かれています。用意する資料は、だいたいいつも専門書:入門書=5:5です。なぜかというと「理解したい内容のテーマについて、入門書と専門書を1冊ずつ用意する」ようにしているからです。

たとえば、今回は英仏百年戦争について調べているのですが、だいたい以下のような資料をそろえています。

  • ジャンヌ・ダルクの生涯について
  • ジャンヌ・ダルクの裁判について
  • キリスト教の聖女について
  • キリスト教の文化や慣習について
  • 英仏百年戦争について
  • 中世フランスの文化や軍略について

これらそれぞれについて、入門書と専門書を用意。実際に読書するときは「専門書を読みながら、わからないことがあったら入門書で調べる」という形を取っています。入門書を辞書がわりに使うイメージですね。

このやり方は向く人と向かない人がいると思いますが、個人的には多少なりストレッチをかけたほうが、知識の吸収速度・定着度が上がる人間なので、このスタイルでやってます。

ちなみに、本を買うときは基本、本屋です。ざっくりとでも中を見ないと、役に立つかわからないので、ネット通販は使いません(この本で大丈夫という確信がない限りは)。また、どんな本を買うかは作品の方向性に依存するので、買う前にはある程度の構想があります(正確には、構想が用意できるまでは、資料は準備しません)。言い換えれば、それを踏まえて洗い出したのが、上に並べた6つの資料ジャンルというわけですね。

 

ただし前述のとおり、このやり方はかなり人を選ぶと思うので、あまりおすすめはしません。新たな知識のキャッチアップを(質においても量においても)効率化するには、その人がこれまでどんなスタイルで知見を積み上げてきたか、それによって知的体力や脳みその柔軟性がどのくらいあるか、などによって適切な方法が変わると思うので、自分自身の過去の知的経験(受験勉強、大学のゼミ、仕事の勉強などなんでもいいです。個人的には大学のゼミが好例かなと思ってます)を振り返って、それを踏襲した自分なりの仕組みを築くのがベストでしょう。

 

とりあえず、そんなところです。

眠いので、寝ます。