swatanabe’s diary

ラノベ創作、ゲーム、アニメ、仕事の話など。仕事はwebメディア(月間1億PV)の編集・アライアンスなど。

「短所はひっくり返すと長所になる」という謎理論と短所について

近況
  • 無事3Qの目標も達成しました。
  • 今日からお休みです。この年末年始は創作の資料整理とゲームの傍ら、まだ見ていないプリキュアを見ようと思います。残り6作。今のところ、いつきとブッキーがいちばん好きです(特に黄色い子が好きなわけではないです)

 

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「短所はひっくり返すと長所になる」

このあいだ久しぶりに新卒生と話したとき耳にしたフレーズです。たとえば「仕事が遅い」という短所は「丁寧」「慎重」といった長所に置き換えられる、そんなイメージ。就活では、短所を伝えるときに「ついつい慎重になりすぎて、作業が遅くなってしまうことも」のように、さりげなく長所っぽく見せるのが大切なのだとか。

 

このフレーズ、個人的にはどうにもピンときませんでした。聞いて真っ先に思ったのは「それなら長所はひっくり返したら短所じゃ?」。もちろん上のようなケースもあると思いますが、大抵の場合、仕事が遅い人は単に仕事が遅いだけな気がします。効率が悪い、スキルが足りない、集中力がないなどの要因によって。

 

短所には、いくつか種類があります。たとえば、

  1. 戦略を変えて補える短所
  2. 状況を変えて補える短所
  3. 不足を埋めて補える短所
  4. 戦略や状況を変えても補えない短所

こんなところでしょうか。

1について。たとえば、野球の投手で背が低いのはどちらかといえば不利ですが、新しい球種を増やす、1つの球種をとことん磨くなどで補える可能性があります。

2について。同じく投手でいくと、広義には背の低さが活きるスポーツに転向する、狭義にはポジションを変えるなどで補える可能性がある短所です。

3について。ただの意識や技術の不足による短所です。先に挙げた「仕事が遅い」などですね。

4について。これはどうあがいても補えない短所です。

 

短所を考えるうえで大事なのは、自分の短所がどんな類のものかを理解し、それに合った方法で補うことです。間違っても「ひっくり返して長所に見せる」などという机上の空論に頼ってはいけません(それは単に短所から目を背けているだけ)

ただ、この短所を改善するのが、なかなか難儀なわけです。

たとえば、野茂英雄さんやイチローさんのフォームは、当時の野球のセオリーから大きく逸脱していたため、時に修正させようという動きがありました。ですが、最終的に独特のフォームを貫き、お二人はメジャーリーグでも大活躍するなど、日本が世界に誇る野球選手となりました。これは「短所に見えるけど、本人にとっては、変えてはいけない長所」というケースですね。

この手の「短所っぽい長所」が見られるケースは、そこまで珍しくありません。野球の投手だけでいっても、ストレートとフォークの2球種だけで世界の頂点に立った上原浩治さん(スライダーピッチャーという前評判はいったい……)、わかっていても打てない火の玉ストレートで勝負できた藤川球児さん、珠が遅いのに170勝も挙げた星野伸之さんなど、ほかにもたくさんいます。野手でいっても、今は大谷翔平さんや柳田悠岐さんらの活躍でアッパースイング全盛の時代ですが、昔ならおそらく修正させようとした指導者が多かったのではないでしょうか。

 

野球の話が長くなりましたが、要は、短所はその時々のセオリーに則って見極めればいいものではなく、その人の特徴も踏まえなければなりません。そこを誤れば、短所を改善した結果、より大きな長所が失われて、トータルでマイナスになる恐れもあります。ビジネスでいえば、安易にビジネス書のマニュアルにしたがって、部下にこうしようああしようと口を出したりするのは危険というわけですね。

 

さて、ほかにもいろいろ書こうと思っていたことがあるんですが(ビジネス現場における短所の類型、短所を改善するうえでのポイント、性格的な短所の取り扱い方など)、年末年始にこんな真面目な話を長々としたくないので、尻切れトンボですが、終了で(おい)

 

とりあえず、そんなところです。

眠いので、寝ます。