swatanabe’s diary

ラノベ創作、ゲーム、アニメ、仕事の話など。仕事はwebメディアの仕組み作り・アライアンスなど。

『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』感想|戦闘のスピード感と爽快感が凄いアクションRPG。ストーリーもBGMも文句なし。

(以下、ネタバレ満載です。未プレイの方、ご注意ください)

 

けっこう前にクリアしたので忘れていることも多いですけど、つらつらまとめてみようと思います。結論、ストーリーも戦闘もキャラクターもBGMもSEも、なにもかもが最高でした。ここまですべてが大満足のRPGは20年ぶりくらいです。

(ちなみにVita版です)

 

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ストーリー

冒険の途中、次なる目的地を船でめざしていたアドルが久しぶりに漂流します(10数年ぶり・4回目くらい)。彼が乗船していたロンバルディア号は、近づいた船舶が尽く沈む魔の島・セイレン島の近海を航行中、謎の魔物の襲撃を受けて沈没。海に投げ出されたアドルはそのまま意識を失い、目を覚ますとセイレン島の海岸に流れ着いていました。

じっとしているわけにもいかないので、とりあえず島の中を探索に向かうと、同船の乗員であったラクシャ(ヒロイン。上のSSの子ではありません)や船長のバルバロス、相棒のドギらと再会。そして船長を中心に《漂流村》という探索拠点を築き、島から脱出する方法と同じく漂流したかもしれない仲間を探しはじめます。

やがて島の北部へ向かったアドルたちは、そこで廃墟と化した巨大な古代都市の跡地を発見。最奥まで探索すると、そこに謎の少女が眠っていました。彼女の名はダーナ(上のSSの子)。かつてセイレン島に存在した古代文明都市エタニアで、予知の力をもって繁栄を支えた巫女でした。

実はダーナは、物語序盤からアドルの夢に現れています。ですが、もちろんアドルは彼女のことは知りません。

目を覚ましたダーナは記憶の一部が欠落しており、なぜ自分がアドルの時代に生きているのかわからないとのこと。アドルたちは彼女の記憶の手がかりを求めて、島の北部の探索を再開。やがてエタニアが滅んだ原因、ダーナがアドルの時代まで生き長らえた理由、そしてこの世界に隠された「ラクリモサ -Lacrimosa-」という摂理の存在を知るに至り・・・。

と。ざっくりですが、こんな感じです。最終盤の展開にやや無理やり感を覚えなくもなかったですけど、そんなことどうでもよくなるくらい全体の完成度が高かったので、文句なしです。何回泣いたかわかりません。

 

キャラクター

良い1枚画がないものか探したのですけど、エンディングくらいしかなかったので、そちらから拝借。苦笑。

 

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アドル・クリスティン(声:梶 裕貴さん)

本作の主人公です。喋ります。といっても、そこまで喋りません。ちゃんとセリフを口にするシーンもありますが、基本は相槌を打つくらいです(戦闘中は気合のかけ声を放ちまくりです)

戦闘スタイルは剣。スキルの大半が短エフェクト&ハイスピードなため、爽快感とスピード感が凄いです。まさにアクションRPGの醍醐味を味わえるキャラクター。操作性も良いので普通に使いやすく、アクション慣れしていない人でも、とりあえずフォースエッジというスキルを連発していればノーマルならクリアできるんじゃないかというくらい、とにかくバランスブレイカー。

ちなみに本作にはシミュレーションゲームのように道中でさまざまな選択肢があり、それによってアドルの名声値というステータスが変化します(ストーリー自体は変わりません)。これはエンディングやある装備のステータスアップ幅にも関わる大事なもの。とはいえ、適当に選んでいても普通にトゥルーエンドにたどり着ける(と思う)ので、あまり気にする必要はないかなと。

 

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ラクシャ・フォン・ロズウェル(声:高森 奈津美さん)

ヒロインです。なお最初は眼鏡をかけていないので、眼鏡っ娘ヒロインが好きで本作に興味を持った方はご注意ください(途中で眼鏡を入手してプレゼントすると装備できるようになります)

アドルとの出逢いが水浴び(つまり全裸)を覗かれるという最悪のシチュエーションだったこともあり、最初はツンツンしています。ですが、わりとあっさりデレます。頼れる頭脳派として、また容赦ないツッコミ役として、アドルたちの探索を支え和ませてくれます。

戦闘スタイルはレイピア。スキルは手数とスピードで押すタイプ。挙動と当たり判定に癖があるため慣れないと使いにくいですけど、相手を翻弄して隙をつくトリッキーな戦い方が面白いです。

ちなみに上のSSだと学者っぽいですけど、彼女は作中に登場する「古代種」という獣たちに妙に詳しいです。古代種とは簡単にいえば恐竜で、アドルたちの時代ではすでに絶滅したと考えられていました。ですが、セイレン島ではなぜか普通に跋扈しており、このあたりもストーリーの重要な伏線になっています。

 

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サハド・ノートラス(声:木内 秀信さん)

唯一エンディングの1枚画で顔が見えないという・・・。苦笑。

細かいことを気にしない豪快な性格が魅力の漁師のおっちゃん。人前で平気でおならするとかデリカシーがないのはご愛嬌。次に紹介するリコッタ加入以降は、彼女とのコンビでお茶目っぷりも発揮しはじめます。人情に厚く、感情も豊か。パーティーのお父さん的な存在です。

戦闘スタイルは斧(?)。最初は身の丈くらいある錨のようなものをぶん回しています。SSの見た目どおり巨漢のため、移動速度や攻撃スピードは他のキャラより劣りますが、破壊力は抜群。スキルは発動の早い射撃系や広範囲を巻きこめるエリア系など使いやすいものが多く、状況に応じて戦い方を変えやすいキャラクターです(中でも投網が強いです。というか強すぎ)

 

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リコッタ・ベルダイン(声:山本 希望さん)

セイレン島で生まれ、セイレン島でずっと暮らしている少女。ベルダインの姓は、SSで彼女の後ろにいるリコッタの親代わり・探検家タナトスの姓です。ちなみに彼はアドルたちよりも前にセイレン島へやってきており、リコッタと出逢って以来、二人で暮らしています。

アドルたちとは、彼らが古代種に苦戦しているところを救出に入る形で出逢います。元気印が魅力の、どこか武士みたいな喋り方(討ち取ったりー!とか助太刀いたす!とか)をする不思議な女の子です。島内の古代種を調査に向かったまま戻ってこないタナトスを探しに出るため、アドルたちの冒険に合流します。怖いもの知らずの無邪気な振る舞いでパーティーを和ませたり、ときに迷惑をかけてしまったりと、愛らしさ満点。前述のとおり、サハドとのコンビは仲の良い親子が馬鹿なことを本気でやっているみたいで、見ていて楽しいです。

また喜怒哀楽も豊かで、とにかくストレートに笑い、泣き、哀しみ、怒ります。特にラストに近づけば近づくほど、彼女の言動が涙腺に響きます。

戦闘スタイルはウィップメイス。棍棒の先に鞭がついたようなもの。とにかくすばしっこく、スキルのアクションは野生児そのもの。動かしていて一番楽しいキャラでした(最初は移動速度の速さに翻弄されましたけど)。大木をぶん投げたり、植物の種を撒いたり、タックルかましたりと、自由奔放やりたい放題。パーティー内で最も小柄なのですが、豪快なアクションと激しいSEのおかげで、一番パワフルなキャラクターです。

ちなみにこの紹介文の長さから、筆者が最も好きなキャラであることが容易に想像いただけるかと思います。笑。

 

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ヒュンメル・トラバルト(声:KENさん)

序盤に登場しますが、きちんと仲間になるのは意外と遅い謎の運び屋。寡黙なイケメンにして銃剣の使い手。最初はクールで冷徹な印象の強いキャラクターですが、ストーリーが進むにつれて意外な一面、二面が明らかになり、印象がガラリと変わります。面倒見の良いパーティー内の兄貴的な感じに。

戦闘スタイルは銃剣。スキルにも通常攻撃にもかなり癖があるトリッキーなキャラのため、操作に慣れるまで最も時間がかかりました。遠近どちらも戦えますが、本領はやはり遠距離。スキルは発動こそ遅いですけど、威力は高く、遠くから攻撃できる使い勝手はなかなか。またエクストラスキル(超必殺技的なもの)のダメージが他のキャラとは比べ物にならないので、使い慣れてくると無双キャラと化します。

あと前方に弾幕を置くなど彼だけが持つタイプのスキルもあり、他のキャラとは違った戦闘が楽しめます。ほかは近〜中距離が主体のため、相手の攻撃を避けつつこちらの攻撃を当てていくスタイルですが、ヒュンメルは相手の前に弾幕を置いてその隙に横へ回りこんで、など独特の戦闘が可能です。

 

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ダーナ・イクルシア(声:大西  沙織さん)

ヒロイン。 古代に栄えたエタニア王国を予知の力で支えてきた《大樹の巫女》。彼女だけ同じテイストのSSがないので、これで。

彼女はひとことで言えば、まるで穢れのない聖人ヒロイン。本作のストーリーは、アドルのパートと別に、随所でダーナを操作するパートへ移行します。

ダーナのシナリオは、まだエタニア王国が存在した時代の話。彼女は同国史上最も繁栄した時代を築いた巫女として誰からも愛される人物なのですけど、あるときエタニア王国滅亡の予知を見てから、その人生が狂い始めます。滅亡を阻止するために奔走するダーナでしたが、その運命を避けることは叶わず、エタニアは"ある出来事"によって陽の光が届かない荒廃した灰色の国へと変貌。国民の多くがその原因をつくったのがダーナだと決めつけ、彼女に石を投げはじめます。

中にはダーナを信じ、最後まで国を救おうとする彼女を支えてくれる者たちもいます。ですが、厳しい気候のなかで一人また一人と倒れていき、ついには彼女を幼少期から最後まで隣で支えてくれた友人も帰らぬ人に。もはや国の滅亡も必然。それでもダーナは自分を魔女だ悪魔だと罵り命さえ狙う人々を恨むこともなく、ただ一人エタニアを救おうと最後まで奮闘します。

・・・とまぁ、見ていて痛々しくなるシナリオです。最後の最後にきっと救いがあるはずと期待して進めていましたけど、そんな気配はまるでなし。アドルパートで滅亡後のエタニア王国が登場しているので、そりゃ救いはないよなとわかっているのですけど、だからこそプレイするのが苦しかったです。もう何回泣いたかわかりません。

エタニアではお転婆巫女として有名で、突飛な行動で周囲をいつも困らせていました。アドルの世界でその一面はあまり出ませんけど、その根底にある頭抜けた行動力や意志の強さ、明るい笑顔などは何度も拝めます。ちなみにドギが腕相撲でかなわないくらいの怪力です。

戦闘スタイルは一対の半月刀。通常攻撃に少し癖がありますけど、操作性はオーソドックス(ジャンプからの落下攻撃が格好良くて好きでした)。移動速度もなかなかで使いやすいです。・・・と書くと可もなく不可もなく的な感じですけど、彼女の真骨頂はスキル。近距離よし、中距離よし、遠距離よし、そして周囲全体を攻撃するサークル系のスキルありと、まるで隙なし。悲運なキャラにしてしまったせめてもの報いとでも言わんばかりに、とにかく強く設定されています。

・・・ただ、アドルの使いやすさがそれ以上という、ちょっと悲しい面も。本作はキャラの攻撃属性が3種類あり、アドルとダーナ、ラクシャとヒュンメル、サハドとリコッタが同じ属性です。で、敵にはこの3つから弱点属性が設定されているため、大抵3属性すべてをパーティーに入れることになります。よってアドルを入れるとダーナが外れてしまうのです。

もっとも、愛の前には属性の相性なんて関係ありません。筆者はよくアドル、ダーナ、リコッタのパーティーで、エリアを変わるごとに操作キャラを変える感じでプレイしていました。笑。

 

メインキャラクターは以上です。ほかには漂流したロンバルディア号の乗客たちがサブキャラクターとして登場し、助け出すと回復のアイテムの調合や武器の強化、アクセサリーの作成など、さまざまな形でアドルたちを助けてくれます。

またメイン・サブを問わず、アドルと各キャラの間でイベントが発生します。依頼を受けたり、プレゼントを渡したりすると、好感度が高まって特別なアイテムがもらえたり、迎撃戦(漂流村を襲撃に現れた古代種を迎撃するイベント戦。サブキャラクターが援護してくれます)で彼らのサポートが強力になったりします。

 

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(あるイベントのアドル。この間の抜けた顔、妙に好きです。笑)

 

フィールド

セイレン島が本ゲームのフィールドです。

 

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一部分だけですけど、こんな感じの全体マップがあり、そこから探索したいところを選択して移動します。各地に水晶石というスポット(SS内の青い丸)があり、一度でも触れた水晶石へは以降、全体マップからルーラできます。

本作はフィールドの風景も魅力の一つです。これは書くよりもご覧いただいたほうが早いので、SSをバンバン貼っていきます。

 

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(漂流村近くの海岸)

 

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(高いところに登るたび、ついついSSを撮ってしまいます)

 

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(島内にはロケーションポイントという珍しいスポットがいくつかあり、すべて回るとトロフィーとアイテムが手に入ります)

 

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(釣りとかできます)

 

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(敵が目の前にいようと釣りができます。ただ釣りの最中も普通に攻撃されるので注意が必要です)

 

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(魚はリコッタの"センパイ"にあげられます。たくさん食べてもらって満足してもらえると貴重なアイテムがもらえます。ちなみに"センパイ"は鳥です)

 

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(リコッタの"センパイ"と"ししょー"です)

 

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(全体マップとリアルマップを見比べるのも面白いです。上のSSは先の全体マップの部分を北から見たものです)

 

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(綺麗なSSを撮ろうと高所からよく飛び降りました。笑。飛び降りるとキャラが画面に入らないSSが撮れます)

 

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(前半で一番お気に入りのスポットはこちら。お気に入りというのも妙なのですが)

 

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(ここより中盤戦。一気に敵が強くなり、難易度が跳ね上がります。ちなみにジャンダルムは実在します)

 

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(ジャンダルムの全体像はこんな感じ。うーん、でかい)

 



(ジャンダルム登山用のBGM。物語がここから一気に動くのですが、その盛り上がりを象徴するようなハイテンポな一曲。ただ初めて訪れたときは戦闘に必死なため聞いている余裕はありません。笑)

 

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(登山は大変ですけど、絶景ポイントが多くて撮影が捗ります)

 

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(間もなく山頂というところ)

 

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(山頂。絶景なり。雲しかないですけど)

 

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(雲と同じ高さにいるということは、標高1,000メートルくらいでしょうか)

 

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(空を見上げるのもいいものです)

 

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(ジャンダルムの頂上から北を見下ろすと、なにやら文明の跡地めいたものが見えます)

 

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(というわけで下山です。この山道を下っていきます)

 


(ジャンダルム下山用BGM。こちらもいいですね。タイトルがまさにストーリーを示唆しているのもGOODです)

 

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(下山すると出会すのが、謎の遺跡。エタニアの王都跡地です)

 

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(跡地は一部が削り落とされており、そこには底の見えない巨大な大穴があります。序盤のフィールドには綺麗な絶景が多い一方、中盤以降は幻想的な風景や、やや恐怖を感じるような景色などが増えてきます)

 

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(見下ろすとこんな感じ。ひぃ。なにしたらこんな大穴が空くんですかね)

 

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(ダーナには申し訳ない1枚。彼女は大穴に近づくと頭痛を訴えて苦しそうにします)

 

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(怖いといえば、個人的に最も恐怖したスポットがこちら。高所がダメなもので頂上まで登るのが大変でした。常時、手汗をかいていました)

 

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(中にはこんな幻想的なスポットも)

 

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(綺麗ですね。ちなみに夜空ではなく宇宙的なところです)

 

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(流星群めいた光景)

 

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(ここで「あ、漂流村のSSがない」と思って撮った1枚。ここがセイレン島でのアドルたちの活動拠点です)

 

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(漂流村の見張り台に登ったときの景色)

 

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(そして本作を象徴するフィールドといえば、なんといっても名知らず海岸。初めてBGMを聞いたときは、もうワクワクしました)

 

BGM

というわけで、ちょうど良いのでBGMの話。先に少し書きましたけど、今作も良い曲ばかりなのです。ざっと紹介。

なお曲名ですが、サントラタイトル表記ではなく、YouTubeのファルコム公式アカウントの曲名表記に準拠しています。

 

Sunshine Coastline

漂流後、最初に流れるフィールドBGM。名知らず海岸のテーマ。まさにこれから冒険が始まるというワクワク感が半端ない曲です。ですが、この曲が凄いと思うのが、クリアしてから聞くとまったく違う印象になる点。全体の曲調はハイテンションなんですけど、どこか物悲しい旋律でもあり、クリア後だと聞くだけで涙が止まりません。歴代のファルコムサウンドのなかで一番好きな曲。

 

Crimson Fighter

ボス戦闘曲の1曲。中ボスやイベント戦で流れます。曲名がままアドルですね。プレイした方にとっては先生のテーマという印象が強そう。最近のファルコムの戦闘曲に特徴的な勇ましさと切なさが同居した感じ、後半に向けてどんどん盛り上げていってサビですべてが切なく弾ける感じが最高です。

 

RICORDO

キャラクターとのイベントや、ちょっと悲しいイベントのときに流れるBGM。涙腺崩壊用BGMです。いろんな場面で流れるんですけど、やっぱりダーナのシナリオがシナリオなため、ダーナのための曲という印象が強いです。曲名も訳すと「思い出」ですし。

 

Lost in Green

森っぽいダンジョンで流れる曲。なんか妙に耳に残ってるフィールドBGMです。おそらく古代種と鬼ごっこしまくったせいで印象に残っているんだろうなと思います。初めてここを訪れたとき、普通に喧嘩を売ってすぐに退散したのは良い思い出。笑。

 

Iclucian Dance

ダーナ編のあるフィールドで流れる曲です。曲名にダーナの姓が入っています。この曲が流れるときのダーナは、強大な壁に立ち向かったり、使命を成し遂げようとしたりしています。その意志の強さが現れた、まさにダーナ自身を象徴する1曲だと思います。この曲に乗って暴れ回ると気持ち良いです。笑。

 

Oceanos

アドルたちが乗船していたロンバルディア号を沈めた宿敵との戦闘用BGMです。不穏な前半から後半へ差しかかるにつれて勇ましい曲調へ変わっていく感じが、本作のストーリーをなぞっているように感じられて、とても好きです。いきなり怪物に襲撃されて船が沈み、漂流して、船長が倒れて、それでも諦めずに島からの脱出をめざし、ついに宿敵との決着をつけて亡き船長の無念を晴らす・・・まさにストーリーを体現した1曲だと思います。

 

A-to-Z

ラスボス戦。まさにハイスピードバトルといいますか、爽快感とスピード感が凄まじい戦闘でした。戦闘の入りの演出、BGMの疾走感、そしてフラッシュガード・フラッシュムーブが取りやすく設定されているおかげで、プレイしていて脳汁が半端ないです。荒ぶるヴァイオリンがたまりません。

 

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(ラスボス戦。最高の導入)

 

Lacrimosa of Dana −Opening Ver.−

そして忘れてならないのが、オープニングテーマ。まさに壮大な冒険のはじまりに相応しいテーマです。

 

バトルシステム

なんといっても特徴的なのが、フラッシュガードとフラッシュムーブ。攻撃を食らう直前に回避行動を取ると、一定時間無敵になりつつ、攻撃力アップや移動速度上昇といった恩恵を受けられるシステム。でもそんな内容よりなにより、SEの爽快感と決まったときの興奮がやばいです。特にフラッシュガードの弾けるSEとエフェクトが最高です。これはぜひプレイ動画とか見てください。

・・・まぁ最初はまったく上手くいかずにフルボッコですけどね。笑。

 

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(最初にこいつにフルボッコにされるのは、初見プレイヤーのお約束であると信じています。苦笑)

 

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(中盤のお約束。笑。こいつで何度もフラッシュガード/ムーブの練習をしたのは良い思い出です)

 

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(既プレイ勢ならSE脳内再生余裕だと思います)

 

このシステム、特にラスボス戦を最高に楽しくしてくれます。相手の攻撃も気持ちフラッシュガード/ムーブが取りやすくなっており、また攻撃方法も取ると滅茶苦茶テンション上がる感じになっています(確信犯だとしたら見事なものだと思います)。特に水玉を飛ばしてくる攻撃は、二段ジャンプでわざとぶつかりに行ってフラッシュムーブを取ってからのスカイドライブとか、もう最高。あと異空間に吸いこまれる的な攻撃をフラッシュガードできると興奮がやばい(あれなかなか取れないんですよね・・・)

 

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(クリア後にボス撃破のタイムアタックに挑戦できます。ラスボスとしか戦ってない件。笑。1日1回こやつを撃破するのが日課でした)

 

なに言っているのか意味不明だと思いますので、実際どんな感じなのか知りたい方はぜひプレイ動画を探してみてください。

スキルについてはキャラクターのところでさんざっぱら書いてしまったので割愛します。苦笑。ちなみに序盤はわりとサクサク進みますが、中盤あたりから雑魚敵ですら結構な強さです。というか下手なボスより強いです。アクションRPGに慣れていない人は、そのあたりを念頭に遊んでいただくと良いかと思います。

 

やりこみ要素

キャラクターのイベントやアイテム収集、クエスト、島の地図の作成、宝箱の全開封、ロケーションポイントの踏破、迎撃戦、センパイへのお魚献上、みっしぃへの料理献上など結構あります。でも、そこまで難しくないので、あっさりトロコンできると思います。そしてクリア後にはボス撃破TAなども楽しめます。

またキャラクターのステータスをドーピングできるお薬アイテムがあるので、ひたすら集めてステータスMAXにして、ダメージ99999をめざすとかやろうと思えばできます。かなり時間かかりますけど。苦笑。

 

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(お薬の材料を落としてくれる古代種。どれだけ狩ったら絶滅するのやら)

 

また自分でいろいろプレイスタイルをアレンジして楽しめるゲームだと思うので、そういう意味でもホント遊びごたえがあります。ちなみに今、ナイトメアでボスのみ撃破+稼ぎなしでクリアをめざして遊んでいます。要はアイテムいっさい拾わず、ひたすらフラッシュガード/ムーブで敵の攻撃を躱しまくるだけなのですけど、キルゴール先生で足止めを食らって『BLAZBLUE』に逃避中。苦笑。

 

・・・と。なんか凄く長くなってしまったのでこのへんで。ちょっとでも気になった方はぜひ買ってください。損はしないと思います。なお買われる場合はPS4版が良いかと。Vita版は処理の関係かPS4版より動きがもっさりしています。またPS4版は追加要素があります(イオちゃん戦いたかった・・・)。Switch版は・・・よく知りません。苦笑。