swatanabe’s diary

ラノベ作家をめざしてた元ニートの備忘録です。基本ラノベと創作、ゲームの話しかしません。好きなようにしか書きません。

ラノベ新人賞の傾向分析の方法についてGA文庫大賞を例に考える

傾向分析に関する基本的なスタンスは以前の記事に書いたんですが。

swatanabe.hatenablog.com


備忘録として当時やっていた傾向分析の具体的な方法についても、恥とともに晒しておきます。

今回は2016年にGA文庫大賞を分析した話を例とします。そのため情報は古いです。ご容赦をば。

 

 

1. 自分の創作スタイルで勝てる新人賞かチェック

前提として、傾向分析は「どんな作品を書けば勝てるのか?」ではなく「自分の作品が勝てる土俵なのか?」を探すための作業と位置づけています。よって、まずこの視点で新人賞を「勝ち得る土俵」と「勝てない土俵」に分類します。

ここでいう創作スタイルとは、

  1. ラノベの流行テーマで作品を書くスタイル
  2. ラノベの定番テーマで作品を書くスタイル
  3. どちらでもないテーマをラノベ化するスタイル

などいろいろあると思います。筆者は上でいう3なので、このスタイルで受賞できる公募を探しました。

探し方は、各新人賞のサイトで受賞作のあらすじをチェックするくらいです。それ以上の調査は精度と効率の両面からコスパを考えたとき、割に合わないと考えているのでやりません。サイトに情報がなければ、Amazonを覗くなり本屋で裏表紙を見るなりします。

3に該当する賞としては、電撃大賞、GA文庫大賞、集英社ライトノベル新人賞(ダッシュエックス文庫)あたりがわかりやすいですね。講談社ラノベ文庫やスニーカー文庫は、1・2に少し寄せないと厳しそうですが、まだいけるんじゃないかなと思っていました。富士見ファンタジアは正直よくわかりませんが、個人的には微妙。むしろそこを補完する役目をラノベ文芸に託した印象です。MF文庫、オーバーラップ文庫、HJ文庫は絶対に勝てない自信あります。苦笑。

よって当時、この段階で以下に絞っていました。

  • 電撃大賞
  • GA文庫大賞
  • 集英社ライトノベル新人賞
  • 講談社ラノベ文庫
  • スニーカー文庫

 

2. 過去の受賞作の1巻をチェックして作品構成をチェック

1巻だけ読む理由は、

  • 応募されたのは1巻ぶんだけだから
  • そんなに読んでる時間ないから
  • そんなに買うお金ないから

です。

チェックする項目は特に決めておらず、全体的な雰囲気を掴む程度です。細かいところまで気にし出すとキリがないので。

せいぜいのところ、

  1. ストーリーの展開はどんな感じ?
  2. 設定はどの程度まで作り込まれているか?
  3. キャラクターの傾向は?
  4. 文章の雰囲気は?

くらいでした。どの賞においても共通の評価項目と考えられる、ストーリー、設定、キャラクター、文章力の最低限4点において把握するイメージです。

各項目で見るべきポイントは特に定めません。感覚に任せます。具体的には、違和感を覚える点と、心に響く点の2つを抽出していきます。前者の箇所に赤ボールペンで、後者の箇所に青ボールペン(後者)で直に線を引いていきます。

 

ストーリーの場合、ここで下ネタは違和感がある、この展開は性急すぎる気がする、などと感じたら赤ボールペンが当たります。キャラクターの場合、ヒロインのこの所作が可愛い、などと感じた箇所に青ボールペンが当たります。文章力の場合、読みにくい・リズムが悪いなど違和感を覚えた表現に青ボールペンを、心に響いた表現に赤ボールペンを当てていきます。

で。青がやたら多い場合、編集部の感性と自作がマッチしない可能性があるので、避けたほうがいいかなと考えていました(このへんは感覚的。なんとなく赤>青だったら避けようくらい)。筆者はその結果、講談社ラノベ文庫やスニーカー文庫を応募対象から外していました。

よって当時、この段階で以下が残りました。

  • 電撃大賞
  • GA文庫大賞
  • 集英社ライトノベル新人賞

 

3. 各レーベルの人気作を読んで、自分と合うか判断する

早い話、人気作を読んで、その面白さが理解できないレーベルには応募しない、という判断をつける作業。

筆者の場合、この段階で電撃大賞がなくなりました。電撃文庫の作品は好きなものもたくさんあるんですが、一方で合わない看板作品も多かったのです。

『とある魔術の禁書目録』は3巻で、『ソードアート・オンライン』もシノンの次の話くらいから自然と買わなくなりました。シノンはラノベヒロインの中で最も好きなんですけど、作品自体にはハマれませんでした。あと『魔法科高校の劣等生』は1巻すら読みきれませんでした。結果、一時期「世の中が面白いと感じるラノベを理解できない自分は、受賞なんてできなんじゃないか・・・」と本気で凹んでいました。

とにもかくにも、そのため電撃文庫は筆者の応募対象から外れました。

 

よって当時、この段階で以下が残りました。

  • GA文庫大賞
  • 集英社ライトノベル新人賞

で。この段階で残った新人賞には残さず応募しました。これ以上の分析は厳しいと判断したためです。

 

4. レビューで自分の技術レベルと編集部の感性を確認する

レビューの内容で重要視していたのは、編集部の感性です。単純に好みと考えてもらっても差し支えありません。

 

筆者はここで集英社ライトノベル新人賞を外しました。というのも、

  • 文章力に対する感性は、かなり近い
  • ただそれ以外に対する感性は、かなりズレている

と感じたためです。

ズレているなら合わせればいいのではとも思いますが、筆者は技術的にそれができないので、賞を変えざるを得ませんでした。

 

GAはこの判断をつけるための最初の応募で最終選考に残ったので、予想はとりあえず正しかったのかなと思っています。まさかいきなり最終まで残れるとは、さすがに思いもしませんでしたが。

 

といった感じです。走り書きしているので、後で時間を見つけて手直しします。

眠いので、寝ます。