上記に移転しました。
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故あって昔に書いた記事を見直してて、改めて整理してみようと思いまして。
- 1. 改善点や不足点を把握する
- 2. 自分の頭で考えるクセをつける
- 3. 一つずつ努力する
- 4. 段階的に努力する
- 5. 自分に適度に甘くする
- 6. 努力を目的化しない
- 7. 周囲と比較しない、周囲の評価を気にしない
- 8. 失敗を恐れない
- 9. 素直になった
- 10. 夢や目標をフルオープンにした
- 11. 自分にとって魅力的な夢や目標を持つようにした
昔から三日坊主で楽に流されてきた筆者は「努力する気が起きない」「起きても続かない」ということを繰り返してきました。
ラノベ作家をめざしてた頃、せっかくだからそんな体質を変えようと思い、努力を続けるコツを模索してきたのですが、その結果を備忘しておこうと思います。
1. 改善点や不足点を把握する
努力が続かないとき、続けるのがキツイときって大抵「なにを努力すればいいのか?」が分かってないことが多いので、まずこれを把握するようにしました。改善すべき点や解消したい不安を言語化するわけですね。
この点について、前職で糖尿病専門医の先生へ取材をさせていただいた時、ひとつ興味深い話を伺ったのでご紹介します。
先生「糖尿病になった方に『いまご自身に必要なことはなんだと思いますか?』と尋ねると、皆さんなんて答えると思いますか?」
筆者「定期的な運動とか、食事制限とか、禁酒禁煙とかですか?」
先生「そのとおりです。ですが、それは多くの場合、間違っているんですよ」
筆者「やっちゃいけないことなんですか?」
先生「いえ、違います。皆さんには、運動とか食事制限とかよりも先にやらなければならないことがあるんです」
筆者「なんですか?」
先生「糖尿病になった原因を知ることです」
特に不安を解消したい人の場合、早く何とかしたくて「対処法」ばかりに目が向かい、不安の「原因」と向き合わないケースが多いそうです。
で。原因を踏まえない運動や食事制限に手を出して効果を得られず、こんなの意味がないと感じてしまって続かなくなるというわけですね。
また、やるべきことが見えてないのは人にとって相当にストレスで、それが努力する気を削ぎます。
2. 自分の頭で考えるクセをつける
いきなりビジネス本などに助けを求めると、試験勉強のアンチョコと同じで考える努力するクセがつかなくなるのでNG。まずは自分の課題と向き合い、何が良くて何が悪いのか自分の頭で考える。これを習慣化しました。
3. 一つずつ努力する
不足点や改善点が10個あったとき、昔の筆者は、この10を一気に改善しようとしてました。もちろんうまくいきませんでした。
ひとつ例を挙げます。
ラノベの新人賞の評価項目は、レーベルによって異なりますが、大体こんな感じです。
- キャラクター
- ストーリー
- 設定・世界観
- 表現力
仮にストーリーと設定・世界観、表現力の3つが足りないと指摘されたとき、昔はそのすべてを一気に直そうとして、結局すべて中途半端に終わりました。だから、これを一つずつ変えていくスタイルにしました。
4. 段階的に努力する
また一つずつ努力するだけでなく、段階的に努力するようにもしました。一気にストーリー100点をめざすのではなく、まず70点をめざすといった感じですね。
この3と4を心がけることで、小さいですが確実な成長実感を定期的に得られるようになり、努力が自然と続くようになりました。
5. 自分に適度に甘くする
以前「毎日、腕立て・腹筋・背筋を毎日50回やる!」と決めて、筋トレしてたことがありますが、1週間で挫折しました。苦笑。でも、2019年に入ってから同じ目標を立てて筋トレを続けてるのですが、こっちは続いてます。
理由は、自分に甘くしてるからです。
今は、やりたくないときはやってません。たとえば、土曜日は気楽に過ごしたいので絶対にやらないと決めてます(目標とは・・・苦笑)。でも、だからこそ続いてまして、今は腕立て・腹筋・背筋とも一気に100回できるようになりました。
ただ、もちろん激甘にしては意味がないので「最低でも2日に1回は絶対やる」という最低ラインは設けてます。これは唯一絶対のノルマとして、破らないようにしてます。
6. 努力を目的化しない
努力ってただの手段なのですが、ついそれをこなすことが目的化しがちです。でも、努力の目的は「続けること」じゃなくて「成長すること」。言い換えれば、成長さえしてれば、努力のやり方なんてどうでもいいわけです。
自分に適度に甘くするという結論に至ったのも、この意識に変えたが故です。
たとえ少しずつでもいいから成長すること、これを第一に考えます。そうすると成長意欲が高まるので、自然と継続にもつながります。間違っても継続意欲を高めようとしてはダメです。まず失敗します。
7. 周囲と比較しない、周囲の評価を気にしない
気にしなさすぎは問題ですが、周囲の評価を気にしすぎると、手っ取り早く評価を上げる手段を探してしまいます。先のビジネス本やアンチョコのように。で、そうなるとやっぱり努力するクセがつかなくなります。
また、自分と周りを比較しすぎると、だいたい心を折られます。自分より凄い人なんていくらでもいるので。「自分も努力してるのに、なんであの人とこんなに差があるんだろう」などと考えるうち、次第に「これは無駄な努力なのでは?」などとネガティブに傾いていき、やがて努力が続かなくなってしまいます。
8. 失敗を恐れない
努力していると、時に失敗します。これをポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかが、努力の継続性に大きく影響していると考えています。
筆者は失敗をポジティブに捉えるようになってから、努力が続くようになりました。
失敗とは「成功に至らない可能性の一つを潰せた」という点で、間違いなく成長です。またその失敗の中から「こうしたら失敗したから、こうしよう」という糧を得ることもできます。
ラノベのレビューなんか、わかりやすいですね。落選=失敗しても、レビューから「もっとこうしましょう」というアドバイスが得られる、つまり成長できるわけです。もし「どうせ落ちるんだから、今は出したくない」と尻込みしていては、この貴重な成長機会を失うだけです。
9. 素直になった
人のアドバイスや批判に、素直に耳を傾けるようになりました。たとえ多少は耳に痛いことでも。もちろん、ただの誹謗中傷や根拠のない批判は問答無用でスルーですが。
10. 夢や目標をフルオープンにした
ラノベ作家をめざしてた頃の筆者は、周りから「今なにしてるんですか?」と尋ねられるたびに「ラノベ作家めざしてニートしてます」と答えてきました。
この理由はいろいろですが、一つは「嫌が応にも努力せざるを得ない環境をつくるため」でした。周囲に言い触らしてしまえば、さすがに努力しないといかなくなります。でないと口だけの人間になってしまうので。
またこのとき、ネット上ではなくリアルでオープンにしていました。ネット上だとアカウントを消すなどして逃げられるからです。リアルの知人はそうはいきません。
11. 自分にとって魅力的な夢や目標を持つようにした
「ラノベ作家」というのは、自分にとって魅力的だと思える、初めての目標だったように思います。それまでにも、何らかの目標や夢を持ったことはありますが、どれも本気でかなえようと思えるほどのものではありませんでした。
めざす先が自分にとって魅力的であればあるほど、自然と努力するようになるのではないかなと思っています。
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ほかにもある気がしてますが、思い出せないので、大したことではないのでしょう。
というわけで、とりあえずこんなところです。
眠いので、寝ます。