swatanabe’s diary

webライター、ラノベ書き(アマ)。だいたい創作とゲームとラノベの話です。

第2波・第3波って、なに?

朝日新聞の記事が、次のように書いていました。

北海道内は2月下旬~3月中旬の「第1波」、4月中旬~5月下旬の「第2波」という二つの感染拡大期に見舞われた。

(中略)

これまでの療養患者数の最多は「第2波」のときの499人(5月2日)、1日当たりの新規患者数の最多は45人(4月23日)。「第3波」はこの2倍以上の大きな波となるという推計だ。

この記事では、上記引用にあるように「北海道は第2波に見舞われた」「来たるべき第3波に備えよ」としています。第2波はすでに終わったけど、このままでは間もなく第3波が来る、というわけですね。

ただ、北海道の新規感染者数の動向を調べると、以下のようになっています。

 

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北海道「道内の発生状況」より作成)

 

背景色が水色の部分は、記事が言及している第1波と第2波の期間(目安)です。上旬は1〜9日、中旬は10〜19日、下旬は20日以降としています。

さて、緑背景の部分=直近29日間(6/26〜7/24)の新規感染者数を見ると、161人。記事のいう第1波の新規感染者数(153人)を超えています。でも、記事によると、まだ第3波は来ていないようです。

第1波の新規感染者数を上回っていても、今がまだ「波」ではないのは、どんな背景ゆえなのでしょう? 重傷病床が足りているから? 感染経路不明者の割合が少ないから? 実効再生産数が減少傾向だから?

はてさて。

 

     *

 

そもそも、第2波・第3波とはなんでしょうか?

厚生労働省の資料「基本的対処方針」によれば、同省は「第2波」という表現を次のように使用しています。

日本国内におけるウイルスの遺伝子的な特徴を調べた研究によると、令和2年1月から2月にかけて、中国武漢から日本国内に侵入した新型コロナウイルスは3月末から4月中旬に封じ込められた(第一波)一方で、その後欧米経由で侵入した新型コロナウイルスが日本国内に拡散したものと考えられている(第二波)

つまり、第2波はもう来たものと認識しているようです。ただ、それが今も続いていると見ているのか、それとも収束したと考えているのかは、わかりません。

 

対策トップの西村大臣はどうでしょうか。

神戸新聞が7/12に公開した同氏へのインタビューには、次のようにあります。

西村大臣「貴重な経験をさせてもらったと思っている。今回の経験や、官房副長官として総理、官房長官を支えた経験は財産として将来の国づくりのために生かしていきたい。それ以上は申し上げません。とにかく今はコロナの二つ目の波が大きくならないよう、経済を回復軌道に乗せるよう、全力を挙げたいと思っています」

(話者名は筆者追記)

記事タイトルは「第2波の懸念、政府はどう臨む 西村担当相に聞く」ですが、西村大臣の「とにかく今はコロナの二つ目の波が大きくならないよう」という言葉をそのまま取るなら、同氏は第2波の只中にあると考えているように思えます。

 

政府は、どうやらまだ第2波は来ていないと考えているようです。たとえば、日経新聞の記事によれば、

政府は20日、安倍晋三首相の私的諮問機関、教育再生実行会議(座長・鎌田薫前早大総長)を首相官邸で開いた。新型コロナウイルス感染の第2波に備えてオンライン教育の拡充を検討し、2021年5月にも提言する。始業や入学時期を変える「9月入学」は中長期課題として議論する。

「第2波に備えて」とあります。厚生労働省や西村大臣と温度差がありますね。

 

東京都の小池知事は?

7/22の朝日新聞の記事によれば、

小池氏は会見で、都内の感染状況について、「引き続き感染拡大警報の状況にある。第2波という心構えを持って、より一層、警戒する必要があると認識している」と語った。

今が第2波と認識しているようです。

 

     *

 

こうして見ていると、特に明確な定義はなく、各々自分が危険だと思うくらい感染者が増えたり、医療体制などが悪化したりしたら、それに「第2波」という表現を後から付けている(付けようとしている)、そんな印象です。

 

ちなみにCNNの記事によれば、WHOは次のように言っています。

世界保健機関(WHO)の緊急対応責任者であるマイク・ライアン博士は21日までに、新型コロナウイルスに関連し「第2波」と「第2のピーク」を分類する明確な定義はないものの、部分的な違いはあるなどと説明した。

博士は第2波について、多数の発症例が起き、その後、非常に少ないかもしくは探知し得る水準にまで減少すると指摘。低水準の件数にとどまるかあるいは活動が止まったかのような期間を経て発症例が大規模な形で戻るとし、このパターンは季節的なインフルエンザでも確認されるとした。

第2のピークは異なった概念とし、多くの国が現在、これに遭遇していると主張。これらの国は第1波のピークの時期は脱したものの発症件数を減らすことは出来ず、減少を目指して奮闘するような一定して変わらない状態の中にあるとし、その後に第2のピークを迎えると分析。

個人的には、この考え方が最もしっくりきます。先の北海道のグラフも、第1波が盛り上がったり、少し落ち着いたり、ぶり返したりしているように見えます。

 

というわけで、なんとなく気になったので少し調べてみましたけど、特に大したことわかりませんでしたとさ(笑)

 

とりあえず、そんなところです。

眠いので、寝ます。