- とりあえず次作のラストの構想が決まりました。あとは史実にいないキャラクターが登場する根拠を、史実とすり合わせる作業が終われば、ひたすらプロットのお時間です。今回は歴史のお勉強が大変。
- 【ウマ娘】エイシンフラッシュ、スケジュールの鬼のはずなのに、毎度のように休息が3〜4回は寝不足とか、よくなまけ癖や夜ふかし気味がつくとかで、育成がかなりきっついです・・・かわいいからいいけど(笑)
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ここ最近、何人かの知人から相談を受けた件で、ちょっと思うところでも。
ブログでもニュースメディアでもなんでもいいのですが、webメディアを続ける上で最もつらいのは、ネタ探しかなと思ってます。本当に地獄です。
で。その手間を惜しんで、他社のメディアからパクるという行為に手を染める企業も、中にはあります。個人的には、サイバーエージェントやライブドアの創業などがあった1990年代後半〜2000年代半ばくらいのベンチャーブーム(いわゆる第3次ベンチャーブーム、ITバブル)で次々生まれたwebメディア系の企業がいま、そうした行為に走っているのを何度か見てきました。さすがに社名は出しませんが。
以下、個人的な観測範囲での所感。
当時のwebメディア系の企業は、個人的な印象ですが、純粋なメディア系企業というよりは、ちょっとフックを効かせた企業が多かった印象です。Q&Aサイトだったり、各業界の専門家を集めたサイトだったり、アグリゲーションサイトだったり。
ニュースフィードが強いサービスは今でも隆盛ですが(ライブドアニュースとか)、一方でオリジナルなコンセプトのもと先進的(と思われていた)かつオリジナルなサイトサービスを立ち上げてきた企業は、そうしたコンセプトが時代を経て陳腐化してしまい、近年はかなり苦戦している印象です。特にCGM系は、自分たちでコンテンツをコントロールしにくいので、特にその印象が強いです(早々に撤退して事業転換した企業のほうが、いま成功しているように思います)
結果、PV、UU、要は広告費が集まらなくなり、閉鎖したり、ほかのサービスを立ち上げたり、テコ入れして巻き返しを図ったり、コンセプトを捨ててなりふり構わなくなったり、方針転換に踏み出しているのでしょう。時代の変化が速い世界ですから、仕組みとして強いサービスや、陳腐化しないコンセプトに支えられたサービスでないと、やっぱり残らないんだなぁというのを、しみじみ感じます。
ちょっと話が逸れましたが、要はそうした苦境にあって、閉鎖も、ほかのサービスを立ち上げて柱を作ることも、テコ入れもできない企業が、既存サイトをなんとかしようとコンセプトを捨ててなりふり構わなくなった結果、他社メディアのネタをパクるという行為に行き着いているのかなと思っています。
以上、個人的な観測範囲での所感。
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というわけで、肝心の防御力の話。炎上を防ぐ力など、防御力にもいろいろありますが、今回はネタをパクられない力について。
特にスマニューなどに記事をフィードしている企業だと、これがかなり大事になってきます。フィード先の方針によっては、ネタがかぶると後から配信されたニュースや、場合によっては同じネタの記事すべてが、フィードを削除されるなんてこともあるので。
じゃあどうすればいいのかというと、
- パクられないオリジナルなコンテンツを増やす
- パクられない手間のかかるコンテンツを増やす
普通にこのあたりかなと思います。
前者は、コンテンツ自体のオリジナル性を高める方法。オモコロとかデイリーポータルZなんかわかりやすいですね。パクると「あそこと同じことやってんじゃねぇよ」みたいなツッコミが容赦なく叩き込まれるので、その意味でも防御力が高いです。
後者は、そうしたオリジナル性を付与できない、付与しにくい場合。ネタが絶対に他社とかぶるニュースメディアなんかは、こちらを高める必要があります。特にプレスリリース系の記事を多く出しているニュースメディアなんかは、ここが生命線ですね。
やり方としてはいろいろで、たとえば、パクるのが難しいネタを増やす、とか。データリサーチ系の企業なんかと提携して、非公開のオリジナルなデータを出してもらい、それをネタに記事を書く(データ元に書いてもらう)とかが典型例です。物理的にネタをパクれないので、かなり有効です。
そうした企業提携が難しくても、たとえば「2つのデータソースを組み合わせないと書けないネタ」とか「海外サイトにしかソースがないネタ」など、ほかにも防御力が高めのネタはあります。絶対にパクられないわけじゃないですが、パクるのにかなり労力がかかるので、パクられにくいです。
特にニュースメディアは、時事性が命。言い換えれば、時機を逃したネタは出せないので、その意味でも防御力が高いです。手間という点に加え、パクっていると時機を逃しやすいという点で、二重の防御網が敷かれているわけですね。
最後に。
PVと儲けのためだけに記事を出し始めたら、もうそれはただの自己満足でしかないので、webメディアとしての価値はゼロ。目先のPV=お金がないとまずいのは理解できますし、気持ち的にもわからなくはないですが(同情はできませんが)、そういうメディアは確実に長生きしません。あと当然ながら、ネタをパクられた側は絶対に気づいているので、当然ですが防御力を上げてきます。上に列挙したような、パクられないネタを多めに載せるようになるとか。
そうなると、ネタを探す・作る地力がないwebメディアは、自然と淘汰されます。ネタをパクり続けて、そこを磨くのをサボってきたメディアは、最後には必ずツケを払うことになります。
その点には早く気づいたほうがいいんじゃないかな、という気はします。
とりあえず、そんなところです。
眠いので、寝ます。