swatanabe’s diary

ラノベ創作、ゲーム、アニメ、仕事の話など。仕事はwebメディアの仕組み作り・アライアンスなど。

こどもを持つのが怖いから結婚できないという話

年始に中学時代の同窓会に行って、思ったことでも。

 

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20〜30年ほど定期的に通ってる病院やお店が複数ありまして、20代半ばを迎えた頃から行くたびに「そろそろ結婚しないの?」と聞かれるようになりました。これが30代半ばに入った頃から「まだ結婚しないの?」に変わり、なるほど世間的に30代は「結婚してないとおかしい世代」なんだなと痛感する次第です。

 

筆者は未婚です。彼女がいたこともありません。

ただ、億が一いたとして、彼女から「結婚して」と言われても、結婚はできません。

だから、そもそも彼女を作らないと決めてます。

 

20代前半でそう決めたんですけど、正直、当時は寂しかったですね。やっぱり彼女、欲しかったですし。大学卒業直後から学部の先輩と自然発生的に付き合い出した気がしなくもないですけど、10年くらいして自然消滅的に会わなくなりました。「君の腰骨が好き」ってやたら腰回り触ってくる先輩でしたけど、今頃なにしてるのかなーって気になるくらいには、まだ未練っぽいものが残ってます。当時ちゃんと告白してたらどうなってたんだろう、って。本棚の「君の膵臓をたべたい」の背表紙を見るたび、先輩のこと思い出します (未練タラタラじゃないか)

 

ただ、ここ数年は「ライトノベルの新人賞を受賞する」って夢ができたおかげで、寂しさも紛れました。仕事よりも友達付き合いよりも、何よりも受賞が大事で、生活全振りしてるので。だから、今なら先輩からきちんと告白されても「夢があるから (キリッ」とか格好良く断れる気がします。それで40くらいになったとき、泣いて後悔するんだろうな (苦笑)

 

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前置き長いですね。本題に入りましょう。

なぜ結婚しないか?

理由は、タイトルのとおりです。

こどもを持つのが怖いんです。

 

怖い理由は2つあります。

  1. こどもを幸せにしてあげられる自信がない
  2. 自分が精神的に壊れる自信がある

 

1つ目。

こう思う理由は単純で、お金がないからです。

事の発端は、新卒採用。200社ほど落ちて心が折れたとき、一緒に「人並みの幸せ」を諦めたんですよね。自分は社会から必要とされてないんだから、このさき恵まれた社会人生活なんて送れるわけないと自棄になって。ドラえもんの野比家やクレヨンしんちゃんの野原家みたいな、マイホームがあって、家族がいてみたいな、あんな感じの生活は諦めよう、って。

新卒採用で何があったかは、すでに以下で書いたので割愛します。

 

swatanabe.hatenablog.com

 

そのため、大卒当時は仕事に対して全くやる気がなく、言われた仕事をこなして帰るだけ。当然、成長意欲なんてもちろんゼロ。稼ぐために努力しなきゃいけないなら、薄給で大丈夫な水準まで生活の質を落としてきました。何事も上がるより落ちるほうが楽ですしね。

さすがに今はそこまでやさぐれてませんが、お金がないから幸せにする自信がないのはそんなに変わりません。人生「お金がある→幸せ」なんて単純な論理式じゃないのはわかってますが、ただお金がないと、こどもが「習い事したい」って言っても叶えてあげられませんし「これ欲しい」って言っても買ってあげられません。少なくとも、望んだときに望んだものを提供できないのは、なんか嫌なんですよね。

じゃあ稼げばいいじゃんとなるのが一般的なんでしょうが、今は夢を叶えるためにお金より時間のほうが大事なんで、仕事以外の時間は前述のとおり創作に全振りしてます。副業や仕事の勉強はしてません。

 

余談ですけど、昔は貧乏子沢山なんて言いましたね。今はこどもを働き手まで育てる余裕のない家庭が多いのか、はたまた価値観の変容など別要因のためなのか、もはや死語になった気もします。

昨年末頃には「2019年も人口が自然減となった」というニュースも流れました。

 

www.nikkei.com

 

2019年12月26日のNHKによれば、政府もこうした事態を「国難」と捉え、少子化対策を早急に進めるとしています。

 

www3.nhk.or.jp

 

筆者は国難に一役を買ってる側の人間なわけですが。

 

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2つ目。

こちらのほうが理由としては圧倒的なウェイトを占めます。1つ目:2つ目=0.01:99.9くらいには差があります。

要は、子育てのプレッシャーに精神が耐えられない自信があるんです。

 

実は筆者、甥っ子と姪っ子がいます。甥っ子は浪人生のセンター試験のときに生まれました。試験を受けて家に帰ったら、母から「生まれたよ」と告げられ「ああ。俺の試験の成績には興味もないのか・・・」と思った記憶があります。息子の試験結果なんかより孫の誕生のほうが遥かに大事なのは分かってるんですけど、やっぱりちょっと寂しいのですよね。

二人が小さい頃は、筆者もほぼ毎日、面倒を見てました。姉夫婦は共働きだったので、大学から帰った後、かわりに甥っ子のご飯やお風呂の面倒をみてからゼミの準備をする、なんて生活を送ってました。正直、精神的にも体力的にも、今より大変でした。

 

そんな生活を送るうちに、ふと気づいたんですね。

「あぁ・・・自分には子育てなんて絶対に無理だな」って。

 

というのも、子育てのプレッシャーって半端ないんですよね。

たとえば、本当に小さいころは首が据わってないので、しっかり頭を支えてあげないといけないわけですが、いつなにが起こって首がカクンといってしまうか、常にビクビクしてました。

ほかにも、

  • 習い事に連れていくとき、いつどこから怪しい奴が出てきて、二人を傷つけたり攫ったりしないかとビクビクして、常に周囲をキョロキョロしたり (そんな筆者がいちばん怪しい)
  • お風呂に入ったあと、長らく音が聞こえないと「もしかして溺れたんじゃ」と怖くなって急いでノックしに走ったり。
  • 風邪をひいたときは、咳が止まらなかったり戻したりするのを見ると無性に怖くなって、徹夜でずっと様子を見てたり。

などなど。

根っからのビビリなので、周りが「考え過ぎ」「落ち着け」と違和感を覚えるくらい過剰に不安になるんですよね。

 

そんな人間なんで、週3くらい姉夫婦の代わりに面倒を見るだけでしたが、精神的にめちゃくちゃ参りました。これを週7日・1日24時間やれといわれたら、絶対に無理だと感じて、将来こどもはつくらない=結婚しない、と決断しました。

同時に、親というのは本当に偉大だなとも痛感しましたね。こどもをちゃんと育て切るという偉業をやり抜くわけですから。世の中の親御さんたちは、本当に凄いです。

 

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そんな人間なんで「まだ結婚しないの?」と言われると、申し訳ないというか、後ろ暗いというか、なんというか。親も口には出しませんけど、たぶん結婚してほしい、もっといえば孫を見せてほしいって思ってる気がするんですよね。

「自分、結婚や子育てに向かない人間なんで、そもそも無理なんです」って言ってもいいんですけど、さすがに理解されないだろうなと思って、いつも「いやー相手いませんからガハハ!」と笑ってごまかしてます。

 

ちなみに、以前に「結婚してもこども作らなきゃいいんじゃない?」と聞かれたんですけど、お相手さんの気持ちが変わらない保証もないので、それもちょっとなと思ってます。「やっぱりこどもほしい」と言われたら、別れるしか選択肢ないので、そんな理由でお相手さんにバツつけるとか、さすがにちょっと・・・という感じです。

 

まぁそもそも相手がいないので、全部いらぬ心配なわけですけどね!(笑)

 

なんか思い出したので、ちょっと書いてみました。

とりあえず、そんなところです。

眠いので、寝ます。