swatanabe’s diary

webライター、ラノベ書き(アマ)。だいたい創作とゲームとラノベの話です。

筆を折って2年。またラノベを書いてみようと思うまで。

2016年11月、GA文庫大賞へ応募したのを最後に新しくラノベを書いてきませんでしたが、実は少し前から改めて書き始めました。ただいま2作を並行で進めていて、片方は完成して推敲中。公募に出すかは未定ですが、仕事の合間を見ながら、またちょこちょこ書いていこうかなと思っています。

で。

仕事が落ち着いて少し時間ができたので、ちょっと筆を折ってからの2年間でも振り返ってみようと思います。

 

 

2016.11|筆を折る。

2013年に会社を辞め、ラノベの新人賞を獲るぞと息巻いてから3年半。2016年11月に貯金の底が見えたタイミングで筆を折りました。

未練がなかったかといえば正直半々。身銭が尽きるまでと決めていたので割り切れた部分もあった一方、3年半も費やしたのに二次選考すら突破できなかった悔しさもあり、不完全燃焼な感は否めませんでした。

 

2016.12|再就職活動が20日で終了。暇になりネット投稿開始。

12月。エージェントに登録し、再就職活動をスタート。キャリアが汚れていたので、応募先の9割以上から書類落選の通知を頂きました。笑。

で。結局、面接に進んだのは2社だけで暇だったので、それまで興味はあっても手を出してこなかったネット投稿を始めてみました。

とりあえずGA文庫の応募作を1日1話のペースで掲載(サイトはなろう)。異世界転移+ミリタリーものだったからか、ちょこちょこ見てくださる方がいらっしゃり、2017年1月に終了した段階でブクマ数は50。内容がコア過ぎるから読まれないかなと思っていましたが、アップするたびに感想を下さる方もいて嬉しかったです。

なお「筆、折ってないじゃないか」という感じですが、新作は書かなくなったのと、ほかに良い言葉も見当たらなかったので、面倒くさいので「折った」とします。苦笑。

 

2017.03|GA文庫大賞、最終で落選。

2017年1月。再就職して社会人に戻ります(職種はライター)。社長はじめ上層部が軒並み元リクルートだったため、ワーカーホリックな皆さんがたくさんいる会社でした。

筆者も当然のように仕事三昧で、入社3ヵ月目あたりから社内の残業ランキングでトップ5の常連に。半年後には並入る営業を突き放して、ぶっちぎり1位でした。ライターなのに。笑。

で。仕事にも慣れ始めた3月。GA文庫大賞の結果が出ました。最終選考落選。

一次選考の通過は、過去に経験があったので特に何も感じず、二次選考の通過は、初めてだったので素直に嬉しかったです。ただ三次選考の通過を知った時は「怖かった」というのが正直な感想。リアルに発熱するくらい興奮したので、テンション上がりすぎて仕事でポカするんじゃないかと。

最終で落ちたのを知った時は、悔しかったです。でも一方で、ようやく楽になれた気もしました。これでもう結果に怯えなくて済むといいますか。半分以上やせ我慢でしたけど。笑。

 

2017.04|ブログを書いたら、妙なバズり方をして凹む。

最終の結果発表があった次の日。それまでやってきたことの振り返り記事を以前のブログにアップしました。備忘録目的でしたが、せっかくだし誰かの参考になればなと。

smug.hatenablog.com

そうしたら、なにやらヘッダーの吹き出しが騒ぎ始めまして、気がつけばブクマが650近く。アクセスが2日で12万とかいきました。生まれて初めてバズった瞬間でした。

 

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(その後しばらくして更新しなくなったので、今でも17万程度ですが)

 

世間的にはバズると嬉しいんでしょうけど、正直かなり怖かったです。メンタル弱いせいで、大きな反響=悪評三昧という先入観が強く、叩かれてるのかなとビクビクしました。

で。よせばいいのに「実際どうなのか」と、ブクマのコメントを見にいきまして。

嬉しいコメントも結構あったように記憶していますが、人は概して嫌なものを強く記憶に残すもの。「お前なんかが受賞できるわけないだろ」的なコメントばかりが心に残って甚く凹みました。

 

2017.04|なろうでも叩かれ、小説の更新を止める。

ブログの反響が大きかったためか、なろうに投稿していた作品にも多くの方が来てくださいました。

で。コメントには批判があふれました。

もちろん好意的な感想もありました。また批判の中にも「こうすればもっと面白くなると思います」的なコメントもあって、それは凄く参考になりました。健全な批判はもらえると嬉しいです。それが成長につながるので。

ただ全体的には正直、意図のよくわからない批判が多く、今だから白状しますと結構イライラしてました。たとえば「頑なに大砲を登場させない意味がわからない」的なコメントがあって「大砲より便利な魔法があるんだから当然でしょ」と思ったり思わなかったり・・・。

ちょうどこの頃、投稿作の2章をアップし始めていたのですが、どうせ載せても叩かれるだけなら止めようと、更新をストップしました。むしろここが「筆を折った」時と言えそうです。

 

2017.02〜2017.11|読まれてないならと、別作の更新も止める。

同時期、GA応募作(以下、A)とは別の作品(以下、B)もネットに投稿しており、こちらはコメント欄が荒れることもなかったので更新は止めませんでした。

ただ、4月頃から「別に読まれてないのだから、更新する必要ないのでは・・・?」と思い始めました。で。実際にしなくなりました。

同作の掲載開始は、2017年2月2日。そして終了は同年の12月31日。実に1年近くかかりました。更新頻度は、2月に8話、3月は1話、4月は3話、5月は2話。そして6月から8月は、それぞれ1話。8月6日〜12月20日の期間はなし。4月以降、更新する気が萎えてますね。

同作の夏時点でのブクマ数は10、PVは200くらいだった気がします。つまり読まれていない。であるならば、そもそも更新する必要ないよなぁと。

 

その後、夏頃から仕事が一気に忙しくなり、ひたすら取材に行っては記事を書いての毎日。ラノベのことはまったく考えなくなりました。

 

2017.12|職場の同僚が気づかせてくれた、読者という存在。

夏に更新を止めた小説Bですが、その後、年末に一気に更新して完結させることになります。そのきっかけとなった出来事について。

 

新しい職場に入社した初日、筆者は「ラノベ作家をめざしてニートをやっていた」と自己紹介したので、職場の同僚たちは筆者が小説を書いていることを知っていました。

で。同僚のライターの中に、実はラノベが大好きな女性が2人いて、歓迎会を兼ねたその日のランチで「実は私も好きなんです!」とカムアウトされました。オフィスへ帰る道中では、お二人から「作品、読みたいです」と言われたので、なろうのアカウントを共有。その日の夜、確認するとブクマが2件、増えていたので、おそらくわざわざアカウントを作ってくれたのだと思います。

 

その後は前述した経緯もあって、作品の更新を全てストップ。

で。

仕事一色の生活になってラノベのことがすっかり頭から抜けていた、12月初旬のある日。

そのうちの一人、Tさんからこんな質問をもらいました。

 

「続き、いつごろ更新されますか?」

 

それまで自分の作品は読まれていない、読者はいないと思っており、だから更新の必要もないと、ずっと止めていました。ブクマは10程度だし。PVもゼロの日ばかりだし。

でも、そうじゃなかったのだと、Tさんの質問が教えてくれました。

10ブクマ。この数字の持つ意味。

それは「10ブクマしかついていない」じゃなくて。

「10人の方が、読者になってくれている」ということでした。

読者は、確かにいたのですね。

 

おそらく作品にPVやブクマという明確な数字がついたことで、無意識のうちに「読まれたい」という気持ちが膨らんでいたのでしょう。ネットに投稿後は、どうすればブクマが増えるのか、PVが伸びるのかばかり考えていた気がします。もっと多くの人の興味を惹こうと各話のタイトルを工夫してみたり、文字数を変えてみたり。しまいにはtwitterを頑張ってみたり。

でも、自分はそうして「読んでくれない人を振り向かせること」ばかり考えていて、肝心の「いま読んでくれている人たち」のことをまったく考えていなかったんだなと思います。

結果、10人という確かな「読者」がいるのに、少ない=いないと決めつけ、読まれていないなら続きを載せる必要はないと更新を止めていました。Tさんのように待ってくれていた人がいたかもしれないのに。

Tさんの一言が、それが間違っていたのだと、気づかせてくれました。

で。年末に止まっていた更新分を一気に掲載。作品Bを完結させました。

 

2018.03|退職。またラノベを書こうと思った。

年が明けて2018年3月。仕事にも同僚にも何の不満はなく、今から戻ってもいいくらい楽しかったですが、会社ではできないことをやりたかったので、退職。

 

最後に、Tさんはじめ同じ島のメンバーたちから、

「新作できたら教えてください。こきおろすんで」

「プロになったらおごってもらうから連絡よこせ」

「エッチなシーンは、あんたが書いてると思うと笑うから勘弁」

「抜けた穴デカすぎるから、業務委託でうちの仕事してもらうから。あとで契約書メールするから」

とか、なんか散々いろいろ言われました。笑。

 

その後、新しく始めた仕事が忙しくて、プライベートな時間とかまったくありませんでしたが、2019年になって少し余裕が出てきたので「また書こうかな」という気になってきました。Tさんたちが、まだ待っててくれるかなと思い(先日「うちの仕事しろ」と別の催促はされましたが。笑)

 

思えば筆を折ってからの2年は、賞賛や批判、ブクマやPVなど、創作の本質と関係ない道具や要素に振り回された期間だったなと思います。

そんな中、Tさんたちのおかげで「読者」という存在を、頭ではなく体感として、顔の見える関係性のもとで認識できたのは良い経験でした(今更感が凄いですが)。

 

 

話がまとまってないですが、とりあえずこんなところで。

眠いので、寝ます。