swatanabe’s diary

ラノベ創作、ゲーム、アニメ、仕事の話など。仕事はwebメディアの仕組み作り・アライアンスなど。

ライトノベルに関するいろんなキーワードをGoogleトレンドで調べてみた。

仕事をする気が起きなくなったので暇つぶしに調べてみました。

ただのネタです。

 

 

2011年をピークに、文庫レーベルは軒並み下降トレンド

まずはGoogleトレンドの結果を貼っていきます。

(グラフの凡例にあるレーベル名で調べた結果が反映されています)

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緑色のMF文庫を基準に、各レーベルのトレンドを見比べています。期間は2004年1月から2019年1月まで。

「ライトノベル」というワード自体のトレンドは右肩上がりなのですが、ウェブ検索における各レーベル名のトレンドはいずれも下降傾向。ちなみに電撃文庫は値が大きすぎて他社との比較に向かないので、こちらには入れていません(ただ2011年あたりをピークに下落傾向なのは同じです)

ここにはないレーベルもいくつか調べてみましたが(ビーズログ、一迅社アイリス、モンスターなど)、軒並み同じような感じになりました。異なる傾向を見せているのは、2014年に創刊されたモンスター文庫など、2011年以降に誕生したレーベルだけの印象です(これらも現在は下降トレンドです)

 

ちなみに2010年あたりを境に、ネット投稿サイトのトレンドが爆発しています。

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こんな感じです(他のグラフとMF文庫の値をそろえるために、各年月の値にいくらかの値を掛けてあります)

なろうが2009〜2010年あたりから爆発しているのは、以下の記事が参考になるかと思います。ブクマ機能の追加などユーザビリティの改善によって読者の流入が伸び、それに釣られる形で作者の登録も増加といったイメージですね。

chadokoro.hatenablog.com

 

ネット小説の書籍化で有名なレーベルは、所により上昇トレンド

ネット投稿サイト関連で興味深かったのが、なろう作品を中心にリリースしている文庫のトレンド。

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ヒーロー文庫とMFブックスが下降トレンドな一方、アリアンローズ、アース・スターノベル、レジーナブックスは上昇トレンド。これ以外ですと、一迅社文庫アイリスとアイリスNEOは下降トレンド、モーニングスターブックスは上昇トレンドといった感じでした。全体的には女性向けレーベルが注目を集めているイメージでしょうか。

 

異能バトルは下降、異世界転生は今なお人気、でも圧倒的なのはBL?

ぱっと思いついたジャンルを適当に入れてみました。なるべく他の業界などで使われていないだろうキーワードを選んでみました。

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異世界転生は今なお右肩上がり。一方、異能バトルやタイムリープは、ある一時期に突出したトレンドを示して以降は停滞傾向。女体化はここ数年で堅調に伸びていますが、やや頭打ちの感が出てきたでしょうか(TSで検索できないのが痛いですね・・・)

ちなみに「異能バトル」は、2014年9月に7だったトレンドが、翌月に86、その翌月に100まで爆発しましたが、そこから半年後には7まで落ちていました。

(ただ末尾でも補足しますが、トレンドが7だから検索ボリュームが小さいというわけではありません。ご注意ください)

 

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BL、大人気ですね。BLをファンタジーやミステリーなどの大きなワードと比較したのは、そうじゃないと他のワードがゼロ行進になってしまうからです(異世界転生とかと比較しても、BLのほうが圧倒的に強いのです)

一方、定番のラブコメは漸減傾向にはあるものの、横ばいのまま推移しているあたり根強い人気を誇っていると見ることができそうです。ミステリーも強いですね。一方でファンタジーは明らかな下降トレンドにあります。具体的にどんなファンタジーから人が離れてしまっているのかが気になるところ。

ちなみに、BLと異世界転生を比較すると、こうなります。

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もはや相手になりません。

 

擬人化も気になったので、女体化、男体化との比較を取ったところ。

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こんな感じでした。擬人化は少し落ち着いてきた感じですかね。長らく横ばいなところを見るに、今後も安定した需要が見込めるかもしれません。男体化はとりあえず入れただけですので、気にしないでください。笑(でも上昇してますね)

 

なお繰り返しですが、これはあくまでも「ジャンル名」で検索したトレンドを調べたものです。どんな意図で「ジャンル名」が検索されているのかなどの背景を踏まえなければ、このデータに意味はありません(別に誰もがライトノベルの情報を集めようと思って「BL」や「異世界転生」と検索するわけではないので)

 

ロリは金髪とババアの需要が上昇中、ツンデレはそろそろお腹いっぱい?

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「ロリ+●●」でとりあえず3つ。ツンロリは単体で調べてもほぼゼロでしたので、もう需要はない感じなのでしょうか。かわりに近年はロリババアの需要が上昇トレンド。王道の金髪ロリと拮抗するレベルにまで成長してきました。でも確かに可愛いですよね、ロリババア。

 

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ただ、そんなロリババアも、幼馴染やヤンデレや貧乳の足元にも及ばない模様。このあたりはラノベやアニメに興味がない層も検索するワードでしょうから、致し方ないという感じではありますね。Googleトレンドの難しいところです。

でもトレンドなんかどうでもいいです。ロリババアはかわいいんです。だから書くんです(書きたいことや書きたいキャラクターを書くのが一番ですしね)

 

俺TUEEEのEの数は、3つがベストの模様

ちょっと気になったので。

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Eが1つと5つ以上ではヒットしませんでした(Eが10個までしか調べていないので、11個以上でヒットするデータがこれらを超える可能性は否めません)

 

なんか面白そうなトレンドが見つかったら追記するかもしれません。

 

(2019/01/12 追記)

寝て起きたら「Googleトレンドって、そもそもなに?」というご質問をtwitterでいただいていたので。

ぱっと探した感じ、これがわかりやすいかなと思ったので、よろしければご覧になってみてください。

ferret-plus.com
簡単にいえば、検索回数の推移(「人気度」と呼ばれます)が調べられます。注意点としては、

  • あくまでも「推移」である点。
  • 人気度の最大値は100である点。

純粋な検索ボリュームはわかりません(そちらを知りたい方はキーワードプランナーというツールがあるので使ってみてください)。わかるのは推移だけです。

また最大値は100で固定です。検索ボリューム1,000,000のワードAでも、ボリューム100のワードBでも。言い換えれば、人気度が100でも検索ボリュームが少ないワードもあれば、とんでもなく多いワードもあります。

あと「ロリ●●」でも書きましたが、そもそもその検索ワードをどんな意図で検索したのかを踏まえなければ、あまり意味がありません。あくまでもそのワード検索全体のトレンドを吐き出すので。