swatanabe’s diary

ラノベ創作、ゲーム、アニメ、仕事の話など。仕事はwebメディアの仕組み作り・アライアンスなど。

ライトノベルがくれたオファー

近況
  • 久しぶりに新人賞、出しました。
  • 創作意欲がゼロになったので、しばらくはゲームしたりアニメ見たりしながら過ごします(転職活動しろ)。次は来年の春に応募できればと思ってますが、ここからいろいろバタつきそうなのと、次作はプロットに難儀しそうなので、1年後が妥当かなといったところ。ちなみに「がっこうぐらし!」みたいな話になる(したい)予定です。予定は未定。

 

     *

 

おひさしぶりです。長らく放置してました。おかげさまで新人賞の原稿は間に合いましたが、クオリティ壊滅的なので二次落選濃厚です。ストーリー評価だけ良かったら御の字とします(予防線)

というわけで、少し落ち着いたので、久しぶりにブログでも。

 

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前にちょこっと書きましたが、10月に某社からオファーをいただきました。

 

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(さすがに名前は出せませんが、某一部上場企業です)

 

残念ながらゲーム会社へ転職したいのでお断りしたのですが、保険で編集職を考えてますとお伝えしたら「そちらの場合、ぜひお声がけください」と返信を頂き、なんと懐の深い会社じゃーと感動したものです。

 

もっとも、お話を頂いたときは、正直「ドブ塗れのキャリアの人間に興味を持つなんて変わった会社だな」と思いました(失礼)

このブログでも何度か書いてますが、筆者の大学卒業後の経歴は、ひどいです。ええ、ひどい。ほんと、ひどい。

  1. 新卒採用で200社ほど受けるも全滅、大卒と同時に無職に
  2. 新卒派遣でベンチャーへ入るも3ヵ月で退職
  3. 次の会社に入るも、10ヵ月で退職
  4. その次の会社へ入るも、ラノベ作家をめざすために2年11ヵ月で退職
  5. ニートになって作家めざして修行(約4年)
  6. 再就職するも1年3ヵ月で退職
  7. フリーランス(イマココ)

うん、ひどい。ちなみに最長の職歴はニートです。ひどい。

今月から予定どおり転職活動をスタートしますが(遅)、書類でほぼ全滅する予感バリバリです。もっとも、自分が採用側でも、こんな職歴の30代が応募してきたら、よほど目を引かない限り書類で真っ先に"ごめんなさい"するでしょう。

 

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思えば、社会人生活の序盤は、とにかくダラダラやってきました。新卒採用で転けて無職スタートという負い目がいつまでもコンプレックスとして残っていたので、真面目に働こうなんて微塵も思いませんでしたね。仕事・・・というか、何かに熱くなって頑張るとか「あ ほ く さ」と思ってました。

まぁそんな自棄っぱちの結果、ブラゲ課金三昧の廃人生活で貯金が底をつき破産寸前に陥るとか、お前はどんだけアホなんだって感じですが(笑)

 

ライトノベル作家になりたいと思ってニートになってからは、自分でも驚くくらい変わったものです。

新人賞を受賞するにはどうすればいいのか、3年間、本気で考えてきました。睡眠も食事もギリギリまで削って、とにかく読んで書いて考えてを繰り返して・・・よくあんな生活が送れたもんだと、我ながら不思議でなりません。

そのあたりは過去に書いたので、興味がありましたら。

 

swatanabe.hatenablog.com

 

まぁ結局、受賞できやしませんでしたが(苦笑)

 

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でも、それ以来、仕事でもちゃんといろいろ考えるようになりました。特にキャリアについて見直す良いきっかけになりました。

 

振り返ってみれば、昔は、キャリアには正解がある思っていた(思い込んでいた)気がします。大企業や上場企業に進むのが正しい、「良い」ではなく「正しい」選択なのだと。誰に言われたわけでもないですけど。

言い換えれば、当時の筆者は、キャリアは「築いていくもの」だと思っていました。自分の将来像を考え、そこへ向けた計画を描き、その実現へ向けて「正しい」職業選択などをしていく、そうして形成していくものがキャリアだと。

 

今からすれば、この思い込みが失敗だったと思います。それ故に大卒後、自分のキャリアは間違っているという後ろめたさ? 後悔? のような気持ちを、ずっとひきずってきた気がするので。

(失敗というのは、一般論ではなく、単に自分には合わなかったという意味です)

 

     *

 

ライトノベルとの出会いは、その思い込みの払拭という意味でも大きな経験でした。

普通に考えれば、3年で名もなき3社を転々とし、その後に4年弱ニートをやるなど、一般的には「正しくない」選択でしょう。当時も多くの人から、遠回しに「なに考えてんの?」的なことはいわれました。

 

ただ、ニートになってまでライトノベル作家をめざした経験は、わりと面白がってもらえました。「同じライターに仕事を頼むなら、面白い人のほうがいい」という理由で仕事を頂けたことも、嬉しいことに1度や2度ではありません。

将来を捨ててライトノベル作家をめざしたつもりでしたが、皮肉なことに(?)そのライトノベルがいろいろ引き寄せてくれました。

 

そんな経験をした後だと、大抵のことは、いわゆるキャリアとして機能するのかなと思います。少なくとも筆者の場合、ライトノベルと出会ってなければ、今回のような身に余るオファーを頂くこともなかったでしょう。

 

     *

 

今は、キャリアは「後に残るもの」だと思ってます。正解とか不正解とかあるものではなく、ただ自分が歩いてきた道がイコールそうなんだろうと。正直そう思ってないとやってられない、というのも半分ありますが(笑)

 

仕事人生において明確な目標、目的意識がある人なら、キャリアを築くという発想は合うのかもしれません。

ですが、筆者は仕事が嫌いです。より良い仕事ができるようになりたいという成長意欲もゼロ。将来こんなビジネスパーソンになりたい、こんな仕事がしてみたいという目標もありません。今後もそうでしょう。政府の掲げる"一億総活躍社会"なんて「勝手に巻き込まないでくれ」と思ってます(笑)(あれは女性や高齢者の活躍を後押しするお題目だと思いますが)

そんな筆者にとって、将来の青図を描くという作業は、拷問以外のなにものでもありません。

 

ニートになるまでは、それでもキャリアは考えなければならないと、心のどこかで思っていました。ここでいうキャリアとは、もちろん将来設計(より正確には、"正しい"将来設計)の意味です。

そうじゃなくてもいいんだと気づけた(少なくとも筆者自身にとっては)、ライトノベルが教えてくれたのは、個人的に大きかったなぁと思います。

 

まとまりないですが、とりあえずそんなところです。

眠いので、寝ます。